2010年01月29日

インプラントの使い回しは可能?

使用済みインプラント、別人に使い回しの疑い
愛知県の豊橋市歯科医師会は19日、厚生労働省内で記者会見し、同市内の歯科医院がインプラント(人工歯根)治療で、いっぺん使用した後に抜けるなんぞして回収したインプラント、別人に再使用しとる疑いがあると発表した。(読売新聞)


実は盲点やった使用済みインプラント

インプラントはチタン製が一般的
これまでの一般的な歯の治療では、他人の口の中にいっぺんセットしたもんは次のような理由で再利用するこたでかしまへんでしてん。

■入れ歯
歯茎の形態は千差万別、他人の入れ歯なんぞ合いやけがおまへん。

■被せもん
形は似ていても、被かす土台の形は一つとしておんなしもんはのうて、また歯と歯の隙間や歯のおっきさ、噛み合わせなんぞその人にあったオーダーメードのため、再利用でかしまへん。

■インレー(はめ込みもん)
既製品のようなもんは存在さしまへん。それぞれの歯ぁへつった部分合うように一つ一つ型取り、ぴったり合わせて作るこれもオーダーメードだす。

■樹脂の詰め物
埋め込む前は粘土状でも、固めてまうとカチカチになるため、へつり取るしか取り出すことがでかしまへん。そのため再利用でかしまへん。

一般的な歯の治療では口の中に装着するもんといったらほとんどがオーダーメード中心で、既製品というたら、僅かに歯の根に土台作る際に使用する「ポスト」と呼ばれるネジのような心棒があるだけだす。でもこれは外れても詰める際に使用した樹脂と一体となっとることがようけ、コスト的に安価なため、使い回すこた現実的とちがわしまへん。

今回疑惑となったインプラントは、メーカは多いもんのようけが純チタン切削加工なんぞして作った既製の規格品。今回の使用済みインプラントちゅうのは、何らかの原因でインプラントが骨と結合することができんようになってまい抜けたり、抜いたりした根の部分に使われたインプラントのこっちゃゃ思いま。この場合比較的きれく抜けることがおま。

もしメーカーがおんなしで、長さや太さなんぞの規格が同一でったら、植え込む手術する際に使用する器具もそのまんま使用でけるため、さまざまな問題無視したら、再利用ちゅう道があっらぁゅうこっちゃゃす。

インプラント本体だけはオーダーメードではなんだ。これこそが盲点やったねん。但し規格といえども種類はあるため、次から次へと使い回してゆくこた、かいなりの手術数が無けったらむずいと考えられま。


インプラント再利用の問題点は?
再利用の一番の問題は感染リスクだす。金属でったら腐食でもしとらへん限り、パッと見ぃぇおんなしように見えまっけど、スカしたインプラントちゅうのは、歯周病なんぞの細菌にまみれた状態だす。菌殺す高圧蒸気ぃよる滅菌行なうたら、理論的には無菌状態になると考えられまっけど、金属表面の表面形状が腐食により劣化していたり、組織の一部が残っとるようでったら、十分滅菌が行なわれないなんぞの可能性が高まりま。

仮に完全に無菌やったとしても、高額な支払いしたのんに製造メーカーも禁止しとる他人にいっぺん埋め込まれたもんの再利用は、倫理的問題が残るだっしゃろう。

インプラント使い回しの疑惑が起こったのは、多分これが日本で最初の事例ちやいますだっしゃろか? ただこのケースは大変特殊なケースだす。歯科医の中ではたださえインプラントは感染対策に十分注意が必要やさかい再利用なんか「あり得ない」「考えもしなんだ」ちゅう声しか聞こえてかしまへん。

今後はインプラント手術の前に、そのインプラントがさらだあること確認することが一般的になっていくかもしれません。
posted by 歯周病 at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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